今こそ光輝く、債券&ゴールド投資~暴落相場の乗り切りかた~

投資

こんにちは、MeGです!

2024年8月5日、アメリカのリセッション懸念と日銀の利上げをきっかけとして、世界の株式相場は大きな下落に見舞われました。

MeG
MeG

投資から早くも撤退する新NISA民が続出、というたいへん由々しき事態となっていますね。

長期投資の目線でいけば今の円高・株安局面は「売る」のではなく「買い」にいく局面。つまり大チャンス相場が来ているにも関わらず投資をやめてしまうのは、すごくもったいないなぁと個人的には思います。

ただ今回の下落で、自分のリスク許容度がどれくらいなのか再確認できた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

「心配で夜眠れなかった…。」という方はリスクの取り過ぎの可能性もあるので、一部を売却したり投資金額を見直したりと、ポジションを整理する良い機会かもしれません。

ところでみなさんは、“分散投資”できてますか?

オルカンに全力投資しているから大丈夫。あれって、世界中の約3,000社以上の企業に分散してるんでしょ。

日本の個別株30社以上に広く分散投資してます!

など様々な方がいらっしゃるかと思いますが、オルカンも、日本の個別株もすべて「株式」。S&P500やオルカン1本に投資して気絶投資が一番!という風潮もあるけれど、株式100%に投資しているのって、実はとってもリスクが高い

本当の意味での分散投資とは、“株式とは別の値動きをするアセット”に投資することなんですよね。

株価が上昇している時はもちろん株100%でも良いのかもしれませんが、長期投資をしていると上昇相場だけでなく下落相場も来るし、何年かに一度は暴落だって起きます。

そうなった時に自分の資産へのダメージをなるべく少なくするには、下落時に強い、または株と違う値動きをする投資対象をポートフォリオに組み込むこともひとつの方法です。

そこで今回は、私が今取り組んでいる債券」と「ゴールド=金投資について解説します。

いつまで続くかわからない下落相場。積立を継続するにも、メンタルが安定しないと難しいですよね。
株は下落しているけどこっちは大丈夫。という安心感は、投資を続けていく上でとても重要と考えます。

もちろん私のやり方だけが正解というわけではありませんが、不安定な相場で資産を守るためのひとつのアイデアとして、お役に立てば幸いです。

 

MeG
MeG

私(MeG)について詳しくはこちらをご覧ください!
楽天ROOMにも遊びに来てね。

にほんブログ村に参加しています。
クリックでぜひ応援をお願いします!↓
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

 

これから大注目の「長期米国債券」

債券にもいろいろありますが、当記事で言う債券とは「米国債券」のこと。それも短期ではなく、長期国債を指します。

私が長期米国債券を買う理由

利下げ局面での価格上昇(キャピタル・ゲイン)が見込める

金利と債券価格はシーソーの関係にあり、金利が上がると債券価格は下がり、逆に金利が下がると債券価格は上がります。

いま、米国債券はインフレ撃退のために2022年から行われた利上げにより、メッタメタに売られて最安値圏に…。

ということは、これからアメリカが利下げを行えば、少なからず価格の上昇が見込める注目のアセットなのです。

また一般的にデュレーション(=満期までの残存期間の長さ)の長い債券ほど金利の動きに対する債券価格の感応度は高くなる、と言われています。

つまり、利下げ局面においては短期債より長期債の方が上昇の恩恵を受けられるということ。

万が一米国の利下げペースが遅くても、安定した金利を受け取りながら気長に待つこともできます。

景気後退(=リセッション)が起きた際のヘッジになる

長期米国債券の魅力はそれだけではありません。もし米国が景気後退入りし、株式相場が一気にリスクオフムードになれば、米国債はめちゃくちゃ買われます。

現に例の8月5日の暴落の際にも「アメリカがリセッション入りするかもしれない」という可能性が浮上しただけで米国債券価格は急上昇しています。

下記は、楽天証券のiSPEEDからお借りしたEDV(超長期米国債ETF)の日足チャート。

ご覧のように、株価が急落した8月5日にEDVの価格が跳ね上がっているのがわかります。債券は株と逆の値動きをするので、株価暴落時のヘッジにもなり、資産の減少をマイルドにしてくれる効果が。

つまり長期米国債は、今後の利下げ局面においてほぼ確実な価格上昇が見込めるだけでなく、リセッションを伴う利下げとなればさらに大きなキャピタル・ゲインが狙えます。

ソフトランディング期待が薄れ、ハードランディング(景気後退)の可能性が高まってきた今は特に検討すべき投資対象かもしれませんね。

MeG
MeG

米国債券を持っていれば、万が一リセッションが来てもひとまず安心。

注意事項

逆に言えば、長期米国債券は

●金利上昇局面(利上げ)
●好景気

には投資妙味が薄くなってしまう(むしろ下落のリスクが高まる)ので、長期で保有するというよりは、金利の動向を見ながら必要なタイミングで売買を行った方が安全かと思います。

戦略としては、利下げやリセッション時に価格が上がった時に売って、そのお金で下がっている株を買う、アセットアロケーション運用がおすすめ。

長期米国債券の買い方

長期米国債券の買い方は大きく二つ。生債券債券ETFがあります。
最近、投資信託で米国債の生債券に投資ができるファンドもできましたが比較対象としてはやや中途半端と思われるのでここでは割愛します。

生債券

メリット
購入時に高い利回りを固定できる
長期に渡って安定したインカムゲインが期待でき、元本も保証されている
デメリット
証券会社によっては銘柄の選択肢が少ない。新NISAでの購入不可
途中売却は可能だが高い売却手数料がかかる場合も

生債券はインカムゲインで償還まで持ち切りたい人には良いですが、タイミングを見ての短期売買には向かないかも。

債券ETF

メリット
手数料が安い
自分の好きなタイミングで売買ができる
新NISAで買えるものがある
デメリット
利回りが固定できない
価格の変動が大きく、金利や景況によっては下落リスクがある

生債券のような安定性はありませんが、キャピタルゲインを狙いやすく、売買しやすいのは断然ETF。経費率が安い(EDVはなんと0.06%!)のも魅力です。

新NISAで買える米国債券ETF

私も買っている債券ETFは先ほども紹介した「EDV(バンガード・超長期国債ETF)」になります。

長期国債に投資ができるETFには他にも

・TLT
・VGLT
・TMF(20年超米国債の3倍レバ)

などいろいろありますが、EDVだけが唯一、新NISAの成長投資枠で購入可能なETF。それ以外は特定口座での運用になります。

もともと私は毎月分配金が出て値動きも安定しているTLTが好きで買っていましたが、新NISAを機にEDVに乗り換えました。EDVはTLTに比べボラティリティがやや高く(とは言っても気にならないレベル)、分配金も毎月ではなく、1年に4回と頻度がやや低いのが特徴です。

MeG
MeG

毎月分配型の投資信託やETFが新NISAで買えないのはなぜ…(不満)

ちなみに、私は債券&金投資も楽天証券のNISA口座で行っています。ETFを購入する際は業界屈指の格安手数料。何よりHPがとっても使いやすいので、投資初心者の方にもおすすめの証券会社です。

↓まだ口座を開いていない方はこちらから↓

長期的な上昇が見込める、魅惑の「金」

私が分散投資の対象として注目しているもうひとつの銘柄、それが「ゴールド=金」。

人によっては無配(分配金が出ない)の、地味な銘柄という印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、金は以下の特徴から、これから目が離せなくなる魅力的なアセットになると思い、これから少しずつ買い増していくつもりです。

「金」投資のメリット・デメリット

利下げ=ドル安局面で上昇しやすい

コモディティである金は、アメリカの利下げ、つまり「ドル安」になった際の恩恵を受けられるアセットのひとつ。

以下は金先物の月足チャートです。

10年以上にわたり形成してきた大きな「カップ・ウィズ・ハンドル」(コーヒーカップと持ち手のような形のチャートパターンで、大きな上昇のサインとされる)の、重要なラインを今年に入ってからついに上抜けし、その後もじわじわ上昇を続けています。

ドル安局面を迎えれば、その上昇ペースはより速まると思われます。

今後ますます希少性が高まり、インフレヘッジにも

インフレで現金の価値が低くなっていく一方で、埋蔵量に限りがある「金」はその希少価値をますます高めていっています。

近年は特に各国の中央銀行が金の保有量を少しずつ増やしている現状もあり、金の価格は長期的には確実に右肩上がりに推移するとみられています。

金投資のデメリット

長期的には上昇が見込まれている金ですが、意外にもボラティリティが高いのが特徴。

たとえば地政学リスクが発生すると「有事の金」として一気に買われる一方、景気後退時には株と一緒に売り込まれるリスクもあるのは注意したい点です。

MeG
MeG

債券と違い、金はリセッションを伴う利下げには弱い。

金の買い方

投資信託などもありますが、私はETFの「GLDM」を少しずつ買っています。基本は売らずに、超長期保有が前提。

現物投資もいつかはしてみたい!と思っていますが、紛失や盗難のリスクなどを考えるとETFや投資信託が安全です。

とくにGLDMは経費率も安いですし、1株あたりまだ50ドル以下なので買い増しやすいです。

まとめ&今後の投資戦略

このように私自身は、「長期米国債券」や「金」を自分の現在のポートフォリオにスパイス的に組み入れることで、程よいリスク分散を試みています。
(分散の対象としては他にビットコインや現金なども一定割合持つようにしてます)

アセットアロケーションの比率としては、全体の資産のうちそれぞれ2~2.5%、合計4~5%ほどにすぎませんが、これを持っているかいないかで下落時の安心感が違いますね。

利下げが本格化すればこの比率も徐々に上がってくると思われますし、今後これらのアセットがどのような働きをしてくれるのか楽しみです。

これからも短期の値動きに踊らされることなく、堅実な投資を続けていけたらと思います。

今回は以上になります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

MeG

コメント

タイトルとURLをコピーしました