こんにちは、MeGです!
8月初旬のあの“暴落”相場から、かなり値を戻してきた今日この頃。
本当、あの騒ぎは一体何やったん…
8月23日のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長はついに…!9月からの利下げ開始を初めて明確に示しましたね。
2022年のインフレ(利上げ)ショックで苦労した身としては、ようやくインフレとの闘いも終了するのか、と何だか感慨深いです。
こうして株価には明るい光が差し始めているわけですが(もちろんまだ油断はできない)、一方で先日の下落に耐え切れず、新NISAから投資を始めた人たちが結構な割合で株を売却して撤退しているみたいですね。
自分自身は新NISA制度は本当に良い制度だと思っていて、このブログも「将来お金に困る人が少しでもいなくなれば」という思いで始めたので、この結果はかなり悲しい…。
この度の下落の影響としてはもちろん我が家も例外ではなく、評価益はがっつり下がっています。夫婦でシェアしている8月の最新の資産記録を見たら、夫婦合わせて評価益が80万円くらい減ってましたね。
けれども夫婦とも精神的にはまったくのノーダメージ。むしろようやく買い場がきた!と歓喜しています。
そんな私たちのように暴落も何のその、でやり過ごせる人たち(経験のある投資家の方の大半はおそらくこちら)と、耐え切れず売ってしまう人たちには一体どんな違いがあるのだろうか?
今回はそんなことをつらつらと考えてみたいと思います。
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我が家が暴落時も慌てなかった理由
夏から秋の調整をある程度予測していた
「アノマリー」という考え方
株式市場には「アノマリー」という考え方があります。経験的に観測される、株式市場のある規則性。理由ははっきりしないものの、市場ではこのアノマリーに沿って株価が動くことが良くあります。
月末は売られやすい、年末はクリスマスラリーで上昇しやすい、などなど。中でも有名なのが「夏枯れ相場」です。
日にちこそ明確ではありませんが、毎年7月~10月にかけては相場が軟調になることが多いです。とくに機関投資家が夏休みに入る7・8月は薄商いとなり、ちょっとしたことでも株価が急変動しやすい。
9月のレイバーデー(毎年9月の第1月曜日)明けは相場の印象がガラッと変わり、さらに株価が不安定になります。年間を通しても、9月と10月は最も株価が下がりやすい時期と言われています。
実際、去年も一昨年も9月と10月は一年で最もパフォーマンスが悪い年でした。そしてどちらの年も10月に大底を付けています。
その経験があったからこそ、私自身は今年も同じような株価変動をたどるのでは…と、かなりな警戒態勢をしいていた訳です。
もちろん、毎年アノマリー通りになるとは限らないですが、この事実を多少でも知っていると、年間の通しての投資プランが立てやすくなり、パフォーマンスにも差が出るような気がしますね。
ポジションを整理し現金比率を高めていた
2年連続で夏枯れ相場で痛い目にあった私は、今年はちゃんと対策しよう!と特定口座などに短期~中期スパンで持っていたポジション(もちろん長期投資分はホールド)を6月中にある程度整理していました。
そして、6月以降は積立投資だけを続け、高値圏での追加投資は避けて様子見。
実際7月に天井を付けて下落が始まると、マイルールに沿って-5%、-10%(私はナスダック100の先物を基準にしてる)のそれぞれのタイミングで少しずつ資金を投入しました。
8月5日の暴落時は翌6日に追加投資分が約定したので、結構いいところで拾えた。
今は株価も大分落ち着いてきたけど、アノマリー軽んずべからず。10月に向かって目線はまだ下なので、油断せずに相場を注視していきたいと思います。大統領選も控えていますしね。
もし下がればまた追加投資を狙っていきます。
長期での投資プランがしっかりしていた
積立投資は長期目線で、明確な目標を立てて行う
自分はなぜ、何のために投資をしているのか。
これを決めないまま「将来が不安だから何となく始めてみた」「周りに言われたから新NISA口座を作った」「とにかくお金持ちになりたい」だけだと、投資握力はおのずと弱くなります。(投資を始めた当初の私がそうだった)
老後の資産形成のみならず子供の教育資金の形成もかねている我が家は、毎月いくら積み立てて、「〇年後までに大体〇〇円を作る」という明確なプランで動いており、また、子供のために絶対に失敗できないという強い意志もあります。
マイホーム、老後の資産形成、そしてFIRE。ゴールは人それぞれですが、こうした長期での目標が明確になっていると、日々の値動きが本当に小さく感じられるんですよね。冷静なメンタルを持っていれば、下落局面が来たとしても強いホールド力で何なく乗り切れるようになるんじゃないかなと。
実際よくよく見ると全然暴落じゃない…
今回、日経平均は史上最大の下落幅となり、暴落と呼べるほどの激しい下げになりましたが、じつはS&P500の方はチャートを冷静に見てみると、全然暴落のうちには入らないんですよね…。
ふむ。これは、単なる「調整」ね。
直近の2020年コロナショックや2022年のインフレ(利下げ)ショックに比べて、株価チャート自体の下げは大したことない。
今回相場に焦りが広がったのは、やはり為替(ドル円)の影響が大きいかもしれません。急激に円高にふれたせいで、円建ての評価額で見た時に実際の株価よりも下げがひどく感じられたんですよね。
長期目線ではこれからも円安が進むと言われている中、今回の円高は一時的なものに過ぎないので、為替は気にせず投資は続ける、が正解だったように思います。
必要以上にメディアが煽り過ぎな気も…。せっかく“貯蓄から投資へ”の流れができ始めていたのにマジでもったいない。
下落慣れしていて夫婦共にメンタルが鋼だった
“経験”はやはり大きい
私たち夫婦もまだまだ投資歴5年ちょっとの初心者ですが、先に挙げたように2022年の下落相場を経験したことが投資握力の強化と自信につながっている気がします。
1月から10月まで、ひたすら下げ続けた相場。買っても買っても評価益は上がらない…。今になって思えば、知識も未熟な中でよくあの下落を乗り越えられたなぁと思います。
旦那は私以上に落ち着いていた!
最後に、この度の8月の下落を受けた際に発せられた、主人の名言を。
株価なんて積み立ててる間はずっと低迷してくれてればいいんだよ。最後使う時になって上がってくれさえすれば。
まぁ確かに。積立中はなるべく安く買えた方がいいですからね。ただ「最後使う時」は人それぞれやん…と、若干身勝手な言い分に疑問を抱きますが。
このように「経験」と「ある程度の知識」に裏打ちされた鋼のメンタルのおかげで、我が家は今回の下落時も慌てることなく、無風で過ごすことができました。
まとめ
今回の“暴落”と呼ばれた局面は、きっかけこそアメリカのリセッション懸念と日銀の利上げですが、それまで好調だった株の急落にびっくりした新NISA参入勢の一部と、信用取引で大きく買いポジションを取り過ぎていた一部個人投資家の「狼狽売り」「ロスカット」によって引き起こされた、と言われています。
日本の個人投資家の、投資信託の平均保有期間はたった3年というデータも。
「インデックス投資はただ積み立てるだけでOK。何なら気絶投資で!」という風潮があるけれど、やはりある程度投資について学び、経済に興味を持ち、冷静に相場を見る力は必要な気がします。
それと、信用取引はやっぱり危険だった。(某◯◯王子がいい例)
知識が多少なりともあれば、せめて狼狽売りのようなもったいない事態は防ぐことができると思います。
まずは日本人への金融(マネーリテラシー)教育が急務かと。
先に挙げた主人の何百倍も説得力のある、バフェットの名言がジワります。
「人間急いで金持ちになろうとするから失敗する。大事なのは、時間をかけてゆっくり金持ちになろうとすることだ」(要約)
長期投資においては常に冷静に、慌てず、コツコツとが大事なんですよね。
リセッション懸念が完全には消えておらず、まだまだ油断できない相場が続きます。
私自身、リスクを取り過ぎず慎重に、地に足の着いた投資をこれからも心がけていきたいと思います。
今回は以上になります!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
MeG
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